ママ・プレママ 公開日:2017.06.02

無痛分娩と自然分娩、どちらを選ぶ⁉ メリット・デメリットは⁉

出産するにあたり、自然分娩と無痛分娩で迷うママは多いと思います。
自然分娩と無痛分娩では費用も変わってきますし、自然分娩と無痛分娩を選んでいるママの割合や一人目は無痛分娩、二人目は自然分娩といった使い分け事情も気になります。
無痛分娩と自然分娩のメリットとデメリットや、和痛分娩のリスクについて調べてみました。

無痛分娩とは?

無痛分娩とは、出産時に生じる陣痛の痛みを、麻酔を使って軽減する分娩のことです。
多くの場合腰からチューブによって麻酔薬を注入する「硬膜外麻酔」による無痛分娩となり、入院日を決めて陣痛促進剤などで計画的に出産することになります。

無痛分娩のメリット

無痛分娩のメリットは何といっても陣痛の痛みが緩和されることです。
リラックスした状態で出産できるため母体の疲労も少なく、赤ちゃんにも酸素が充分行き渡り、母子ともに楽だといわれています。
欧米ではほとんどのママが無痛分娩を選んでいるといわれています。

無痛分娩のデメリット

無痛分娩のデメリットは麻酔によるコントロールがうまくいかないなどのリスクがあることと、費用がかかること、無痛分娩に対応している病院が少なく、無痛分娩で産みたくても、病院によっては予約が取れないこともあったりします。
また、姑さんなど年配の方からは「自然分娩でお腹を痛めて産まないと子どもへの愛情が育たない」といった考え方を持っている人も多く、反対されることもあります。

自然分娩のメリット

自然分娩のメリットとしては、陣痛から出産までを薬に頼らず、ナチュラルな出産を経験できることと、何といっても費用が安く済むことです。
病院によって多少の違いはありますが、一般的に、無痛分娩よりも自然分娩の方が20万ほど安くなるといわれています。

自然分娩のデメリット

自然分娩のデメリットは、陣痛の痛みに耐えなければならないところでしょうか。
陣痛の痛みの感じ方にも個人差があり、無痛分娩を選択しても痛かった、という人もいれば、自然分娩でもリラックスして出産できた、という人もいるので難しいところです。
また、自然分娩であっても出産の際母子共に命の危険にさらされるケースはあるので、医師の指示に従うことが大切です。

無痛分娩でも少しは痛い?

「無痛分娩」と聞くとまったく痛みがないイメージがありますが、実際には出産に伴うすべての痛みを取り除くことはできないようで、自然分娩の10~30%程度の痛みは残ります。
それでもかなり痛みの少ない出産ではありますが、全く痛くないと思い込んでいると「無痛分娩なのに痛かった」ということになるかもしれません。

1人目、2人目で両方を体験すると?

妊娠、出産に関するサイトの口コミをチェックすると、1人目の時は海外で無痛、帰国して2人目を自然で、またはその逆など、自然分娩と無痛分娩の両方を経験しているママもいます。
2人目は初産よりも楽とか、促進剤を使うと痛い、子宮口が全開するまでに時間がかかると辛いなど、シチュエーションによって痛みの感じ方はさまざまのようですが、無痛の方がやはり痛くなく、自然分娩は痛いが貴重な体験になるようです。

無痛のつもりが和痛になることも

痛みを感じるたびに麻酔を追加したりして、できる限り出産の痛みを取り除く無痛分娩に対して、陣痛の一番つらい時だけを麻酔で乗り切る和痛分娩という方法もあります。
無痛分娩を選んだつもりが、いきむのに夢中になって麻酔の追加を頼み忘れ、結果的に和痛分娩となるママもいるようです。

出産の痛みは、子宮口が全開になり、赤ちゃんの頭が産道を降りて来る時の痛みがピークだと言われていて、その時間は実際にはそんなに長くはありません。
健康状態や病院の体制や予算などとも相談しながら、納得のいく出産方法を選べるといいですね。

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